小松万佐子

小松万佐子
どん底から生まれる

どん底を経験したことがある人は 目を凝らしてようやくわかる 人生がうまくいっているときには 気づかないような 人のやさしさや温かさを 頭でなくその心で知ってるはず     どうしようもなくグダグダして […]

続きを読む
小松万佐子
緑の癒し

25年以上前になるでしょうか、南方戦線で終戦を迎えた元兵士の方を取材していたときのこと。 なかなか言葉を発することをしなかったその方が、ぽつりと「ひたすら植物を植え、大切に育てたわなぁ」とおっしゃったことがあります。 同 […]

続きを読む
小松万佐子
強弱で奏でる人生交響曲

音楽の世界ではどの楽器で演奏するにせよ必ずといってよいほど強弱のアクセントがあります。 強弱といった変化があることで音楽がより豊かな響きの層をもち、人々の心へ訴える力も増すのかもしれません。 そうでなければ、その調べはど […]

続きを読む
小松万佐子
一本の木に

  我が家の庭で今年も椿の花が咲きました。 一本の木を赤い花と白い花が同時に彩っています。 違う色が一緒に咲き誇る様子は それぞれの特性を違いとせず 互いに認め合って美しく、気高く 一つの根っこでつながるそれぞ […]

続きを読む
小松万佐子
心の種まき

  まもなく本格的な春を迎える安曇野では、あちらこちらの畑で作業を始める方々を目にすることも増えてきました。 土地を耕して、作物の種を蒔く。 私たちも人生を通して心の中に幾度も種まきをしています。 冬の間は凍っ […]

続きを読む
小松万佐子
完ぺきではない素晴らしさ

完ぺきとはいったい何をもっていうのでしょう。 「完ぺき主義だから」という方を傍から眺めてみると、申しわけないですが「いや、ちっとも。残念ながら、全然」です。 ご本人がそう思っていらっしゃるのですから、他人がわざわざ干渉す […]

続きを読む
小松万佐子
もやもやに気づく

なんだかよくわからないけれど どこか胸がつかえるような うまく呼吸ができないような 頭の中まで混乱してくるような やる気がいまいちしないような 言葉にはうまくできない モヤモヤした感覚があるとき。 あるいは、何がもやもや […]

続きを読む
小松万佐子
孤独の淵から

  私たちはおぎゃあとこの世に生まれたときから 実は誰もが孤独なのだと思います。 成長の過程で家族はもちろん 大勢の人々に囲まれていると なかなか気づくことができません。 ただ、あるとき ふと自分自身の存在につ […]

続きを読む