余計なお世話も良いお世話(札幌支部 榊原一樹)

こんにちは。
本日、今すぐカウンセリングのメインサポーターを務めさせていただいております、
くれたけ心理相談室 札幌支部 榊原 一樹です。

自分も子供の頃から抱えているアトピー性皮膚炎について書かせていただきます。。

肌が荒れ、
痒みが止まらず、
我慢・・・と思っても無意識に掻いていたり、
寝ている間に掻いてしまっていたり。

子供の頃、
母がすごく心配して、
自分からの遺伝のせいだと責めていたこともありました。

当の本人はわりと無頓着だったもので、
本人以上に「ひどいね」「痒くない?」「辛いね」「薬塗った?」と心配する母を見ていると、
思春期の頃は、
まさに「うっせえわ」と思っていました。

でも、今回色々調べている内に、
アトピーが原因でいじめにあったとか、
うつ病を併発してしまったなんていう体験を目にして、
「そうか、そういう心配もあったのか」と。

僕自身は幸いにも子供の頃にいじめに遭うような経験はなく、
周りに恵まれていたのだなと実感しました。

大人になってだいぶ症状は良くなりましたが、
今でも汗をかく季節や乾燥する季節にケアができない時間が続くと荒れや痒みは出てきます。
化学繊維の服がずっと肌に当たっていると夜には赤みが出てくることもあります。
35年も付き合っている身体となってくると、
「そうだよね、こうなるよね」みたいな軽い感じで対応はできますが、
それでも症状がひどい時は外に出たくない、人に会いたくない、仕事したくないなんて落ち込むこともありました。

では、
周りの人にどうしてほしいのか?
それは人それぞれだと思いますが、
僕の場合は、
自覚があるのに「ひどいね」「大変だね」って言われるのはあまり気持ちの良いものではありませんでした。
心でそう思ってくれるだけでいい。

お子様だと心配になりますよね。
ついつい子供の頃はケアも怠ってしまいがち。
お風呂上がりに好きな歌でも歌いながら、
魔法の様に華麗に薬を塗ってあげるくらいの楽しみ方も必要かもしれません。
何かに夢中になっていると痒みを忘れられるなんて例もあります。
義務感が増すと途端に嫌になってしまう。

食事や生活環境も考えなくてはならないのは、
ご家族にとっても悩ましいことだと思います。
けれども、
その想いは必ず届いています。
その温かさに時間が経っても気付く時がきっと来ます。

「余計なお世話」と思っていたそれが、
とんでもない愛に包まれた「良いお世話」だと気付かされた僕がいます。

ご本人よりも辛い顔をしてしまいそうな時は、
ぜひお話し聞かせてください。
大丈夫。
仲間がいます。

投稿者プロフィール

榊原一樹
榊原一樹くれたけ心理相談室札幌支部 心理カウンセラー
いま、このときの、
いまの、その想いを大切に。
どうぞ心のままにお話しください。

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